チタンの硬度・強度 チタンの硬度とは?

チタンは非鉄金属の中で、実用化されたのは比較的新しい素材で、
近年急速に利用が広がっている材料の一つです。
チタンを特色付ける最大の利点は、軽くて強い、
つまり「比強度の高さ」にあります。
比強度とは、密度辺りの引張強さを示す指標で、値が大きければ大きいほど軽いわりに強度が高いということになります。
非鉄金属の中ではトップクラスの非金属といえます。

チタンの比重は鉄・ステンレス鋼の約60%で、構造材料として使用する場合、これら金属材料の約半分で済むことになります。
このため比強度(引張強さ/比重)が高く、特にチタン合金の比強度は約500℃まで実用金属中最高の値を示します。

特に純度の高いチタンは無酸素空間においての塑性に優れ、
鋼鉄と似た色合いの銀灰色光沢を持っています。
チタンは鋼鉄以上の強度を持つ一方、質量は鋼鉄の約45%と非常に軽く、アルミニウムと比較して、約60%重いものの約2倍の強度を持ちます。
これらの特性により、チタンは他の金属よりも金属疲労が起こりにくいと言われています。

ビッカース硬度 970 MPa
ポアソン比 0.32
体積弾性率 110 GPa
剛性率 44 GPa
ヤング率 116 GPa
 

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